sitemapサイトマップ

公開日:

設備管理(ビルメン)とは?

設備管理(ビルメン)の仕事はビルやホテルなどの建物に関わる設備のメンテナンスといった漠然としたイメージがあっても詳しく知る人はそれほど多くはありません。そこで具体的な仕事内容や年収、取得できる資格など押さえておきたいポイントをまとめました。

オフィスビルや商業施設、物流施設、ホテルなどさまざまな施設の基本設備(電気設備、空調設備、給排水衛生設備、消防設備、建築の5つ)の点検やメンテナンス、各施設の利用者への対応や調整業務が設備管理の主な仕事です。日々の業務にて建物の基幹となる設備の不具合や故障を発見し、重大な事故などの発生を未然に防ぐことも設備管理の任務の1つで、建物の利用者を支える非常に重要な役割を担っています。

対象となる業務範囲が広く、施設によって取り扱う設備も変わるため細かく分けると何十種類もの管理項目があります。1つ1つ学んでいく必要がありますが業務を通じて資格も取得しながら自分で対応可能な仕事の幅を広げていくことができます。以下に詳しく解説しますので参考にしてください。

仕事内容

設備管理の仕事は設備の点検・動作確認壊れた設備の修繕、施設利用者への対応などがあります。建物を構成する多種多様な設備を見たり、利用者から寄せられる様々な要望に対応するなど業務の幅は広いです。

建物を構成する基本設備は共通していても施設の規模、築年数、用途によって使用されている設備や、施設の利用者などが変わりますので、さまざまなケースに対応できる柔軟さと専門性の高さが必要になる仕事と言えます。

例えばオフィスビルは建物利用者のほとんどがテナント企業の関係者で、利用される時間帯も一定のことが多いですが、商業施設・ホテルは不特定多数の人が利用するなど、施設によって一定の特徴があります。したがって現場で仕事内容は大きく変わります。

年収

設備管理(ビルメンテナンス)の平均年収は350万円台、平均月収は20万円後半です。
設備管理の年収は、実際に行う業務の内容や、勤務するエリアなどによって違いがあります。
たとえば、賞与がなく、未経験・無資格の場合、大都市圏であれば240~276万円、地方であれば192~240万円ほど。未経験・無資格でも、年に2回、計2カ月分の賞与がある場合、大都市圏では280~322万円、地方では224~280万円ほどといわれています。

資格

設備管理の仕事をする人にとって資格取得は大変重要です。業務の幅が広がり、様々なことを経験できるようになります。また取り扱う設備によっては有資格者でないとできない業務もあります。

設備管理に関連する資格としては第二種電気工事士、電気主任技術者、建築物環境衛生管理技術者(ビル管)、エネルギー管理士(エネ管) など多数あります。資格の中には講習を受けるだけで取得できるものもあれば難関な国家資格もあります。

上記の資格は設備管理に携わるのであれば、どれも取得しておいて損はない資格です。資格によっては試験を受けるために実務経験が必要な資格もあり、取得の際に求められる知識も異なりますので、事前に確認が必要です。

第二種電気工事士

電気工事士の資格には、2種類の資格があります。その一つである第二種は、600ボルト以下で受電する設備(一般住宅や店舗など)の工事を担当することができます。

電気主任技術者

一定規模以上の建物の電気設備関連の仕事に従事するためには、電気主任技術者の資格保持が必須です。

電気主任技術者の資格は、第一種・第二種・第三種の三種類。取り扱う電圧によって必要資格が変わります。一番上の第一種を取得できると、すべての事業電気工作物の取扱いが可能です。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)

建築物の衛生的環境を適性に管理・確保するために発行されている「建築物環境衛生管理技術者免状」。資格を所持している者でなければ、建築物環境衛生管理技術者にはなれません。

免状を得るためには、試験の合格または講習会を履修した者に限ります。建築物の環境を正しく維持させるためにも、必要不可欠な職務と言えるでしょう。

エネルギー管理士(エネ管)

エネルギー管理士は国家資格になります。エネルギー使用の合理化等に関する法律を履修した者、または試験に合格をした者がエネルギー管理士免状の交付を受けることができます。

資格には有効期限がないため、一度取得できると長く活用できる資格です。エネルギーの使用量に応じて選出する必要があるエネルギー管理者に任命されると、幅広い業務に応じることができる上、会社によっては資格手当が支払われる場合があります。

向いている人の特徴

設備管理者に向いている人の特徴について一般的に言われていることをまとめています。
コツコツ仕事をこなすことができる、勉強が好き、設備を見るのが好きなど様々なことが言われていますが、当社グループでは設備管理の仕事に関して向き不向きはなく、多くの人が活躍できる仕事だと考えております。

残業・休日について

勤務地にもよりますが、基本的には残業はあまりありません。仮に残業が発生したとしても、月で15h超えない企業がほとんどです。

休日は基本的に週休2日制で、夜間勤務や宿直勤務がある場合は多少の変動はありますが、休みはほぼ週に2日は取れると思って良いでしょう。自分の時間が取りやすいため、肉体的にも精神的にも安定して過ごせるかもしれません。

設備管理という仕事のやりがい

設備管理の仕事は資格を保持していなければ、対応できない業務も少なくありません。そのため、資格を取得すればするほど、業務の幅を広げることができます。資格取得を通して、自身の知識や技術の向上を実感できることでしょう。

資格が必要な業務=担当できる人が限られているとも言えます。テナント使用者がテナント内を快適に過ごすためには、トラブルが起こった際に修繕対応を行なってくれる設備管理員は必要な人材です。トラブルなどの対応を迅速にかつ丁寧に行うことができれば、対人関係においても感謝されることが多い点もやりがいと言えるでしょう。

関連ページ

未経験者でも設備管理(ビルメン)が理解できる便利メディア「設備管理大全」

現役の設備管理者(ビルメン)の声
設備管理(ビルメン)とは?
設備管理(ビルメン)の実態
設備管理(ビルメン)と似ているその他の仕事を紹介
関西・大阪エリアの設備管理会社|ザイマックス関西

運営会社情報

株式会社ザイマックス

ザイマックス本社
会社情報

株式会社ザイマックス
東京都港区虎ノ門2丁目10番1号

企業情報

〇設立(沿革)

1982年8月
(株)リクルート ビル事業部創部(リクルートの自社ビル用地の確保、企画開発から建築・管理・運営までを行う)
1990年3月
(株)リクルートからビル事業部が分社し、(株)リクルートビルマネジメントを設立
2000年1月
MBO(マネジメントバイアウト)*により、(株)リクル―トから独立
2000年4月
(株)ザイマックスに商号変更

*会社の経営陣が、外部機関等からの金融支援を受けるなどにより、自ら自社の株式や一事業部門を買収し、会社から独立する手法。

〇事業展開

 設備管理を含む不動産マネジメントを基盤事業に据え、現在全国で約1000棟 の管理実績近年も事業規模を拡大し成長し続けています
マネジメントの対象となる不動産は、オフィスビル、商業施設、ホテル、物流施設など多岐にわたっています。
また、「不動産」と「金融」の融合を掲げて、不動産以外の分野のノウハウや経験を取り入れることで、投資家や企業に対して質の高い不動産戦略を提供しております。
このように、現場から経営代行・資産運用までの不動産経営の様々な要件を一元管理し、総合的な不動産サービスをワンストップで提供できる企業グループです。

〇業務体制

 若手からベテランまで年齢不問で採用。また未経験でも業務にキャッチアップするため技能研修センターを設けるなど充実した教育体制を配備。加えて、本社から各現場へサポートも整備しており、長く働いてもらうために労働環境の整備にも力を入れています。
資格取得も奨励しており設備管理のスペシャリストが多数在籍。経験者と未経験者が一緒に仕事に取り組むことで、ベテランから若手に業務ノウハウを引き継ぎ、将来に向けた戦略的な経営を行っています。

〇広域かつ多種多様な管理物件

 全国の様々な物件の設備管理を受託しており、各エリアに一定数の受託物件があるため、居住地などを考慮した配属も実現できます。また社員が様々な物件の設備管理に携われることで仕事の幅も広がり、さまざまな知識や技術、経験を身につけることができ、キャリアアップにもつながります。

>管理物件の実績を詳しく調べたい方はこちらから>>

ザイマックスのオンライン無料相談会
詳しくはこちら

ザイマックスの設備管理職
求人情報はこちら