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ここでは「設備管理(ビルメン)」と似ている、または比較される業種である「内装工事」について解説しています。
床、壁、天井の躯体内側の仕上げ工事(床材・天井材設置施工、クロス貼り施工等)
オフィスビル入居者が営業上敷設する間仕切り設置工事、電気・電話配線、消防設備工事、建具工事等
店舗入居者が営業上敷設する厨房、化粧室、バックオフィス等の設置工事
また、それらの工事に伴い発生する電気配線、給排水、空調、消防設備等の工事
上述の工事に関する企画・設計・請負等
テナントが退去する際の原状回復工事
住まいや店舗、オフィスなどを建築する、またはテナントが入居する際、その建物内部で行う工事のことを内装工事といいます。内装工事の内容は多岐にわたり、壁の塗装やクロス貼り、家具や建具の据え付け、床や天井の仕上げをはじめ、軽量鉄骨の施工や下地材(軽鉄材など)に石膏ボードを貼る仕事も含まれます。内装工事を手掛ける職人は総括して「内装工」と呼ばれますが、天井や壁の下地に関する作業を行う「下地組立工」、ボード張りを専門にする「ボード張り工」、床のシートやカーペットを手掛ける「床仕上工」、壁紙を専門とするクロス職人など、分野によって専門領域がわけられています。また、最近では複数の工程を1人でこなす「多能工」も登場しています。
内装工事は仕事内容が幅広いため、求められる資格も多岐に渡ります。どのような資格が必要かは工程によって異なりますが、こちらでは、とくに取得を推奨したい資格を紹介します。
建築施工管理技士は1級と2級に分けられている国家資格です。
建築施工管理技士は、施工過程における計画や工程管理、品質管理、安全管理などを実施します。大規模工事の場合は1級の資格が必要になります。
また、2級建築施工管理技士は、建築・躯体・仕上げの3種類の資格に分かれているので、建築分野の全てにおいて二級建築施工管理技士になるには、3度の受験が必要です。
また2級は一般建築業や営業所ごとに配置する専任の技術者として、1級は大規模工事などを取り扱う主任技術者や監理技術者を配置する必要がある場合に必要な資格となります。
内装工事を行うだけであれば建築士の資格は必要ありません。しかし、内装工事は、建築基準法はじめ、さまざまな法規を遵守して行う必要がありますので、建築士の資格を持っていることは、仕事の幅が広がるといっていいでしょう。
内装仕上げ工事に関する仕事を対象にしているのが、内装仕上げ施工技能士です。内装仕上げ施工技能士は1級から3級まであり、仕上げ対象として、プラスチック系床仕上げ工事作業、鋼製下地工事作業、ボード仕上げ工事作業、カーテン工事作業に分かれます。
資格試験には学科試験と実技試験に分かれており、共通科目と作業ごとの選択科目を受験します。
内装仕上げ施工技能士(1級、2級)の資格を保有していると、内装仕上げ工事業の一般建設業の専任技術者になれます。
ただし2級の場合は、一年以上(平成16年4月1日以降の合格者は三年以上)の実務経験が必要です。
電気設備の安全を守るために電気工事を行うに当たり必要な資格です。第一種電気工事士と第二種電気工事士に分かれています。第二種電気工事士は一般住宅や店舗など、600V以下の設備の工事で必要です。第一種になると、最大で電力500キロワット未満の工場やビルでの工事に従事できます。
電気工事施工管理技士は一級と二級に分かれている国家資格です。建造物の建設や増築での電気工事の施工計画、工事の品質や安全管理、電気工事の監督業を行うことができます。総額が4,000万円未満の中小規模の建設現場では二級、それ以上のビルや商業施設といった大型建築物の場合には一級で請け負うことができます。
ザイマックスジェペットでは、未経験でも塗装、電気配線や仕上げという多用な業務を行える「多能工」を育てるカリキュラムを整えています。不動産の運営・管理において国内に豊富な実績を持つザイマックスグループとしての地盤の強さを活かし、安心して仕事に専念できる「サラリーマン職人」として、スキルを磨くのに十分な環境があります。「手に職を」と考え、新しい挑戦を始めたい人をお待ちしています。
また、職場見学や職場体験を実施し、一緒に働く人たちを知ることで不安を解消したり、入社後に「思っていた仕事と違った…」というミスマッチを防げるような工夫も行っています。
株式会社ザイマックス
東京都港区虎ノ門2丁目10番1号
〇設立(沿革)
*会社の経営陣が、外部機関等からの金融支援を受けるなどにより、自ら自社の株式や一事業部門を買収し、会社から独立する手法。
〇事業展開
設備管理を含む不動産マネジメントを基盤事業に据え、現在全国で約1000棟 の管理実績を持ち、近年も事業規模を拡大し成長し続けています。
マネジメントの対象となる不動産は、オフィスビル、商業施設、ホテル、物流施設など多岐にわたっています。
また、「不動産」と「金融」の融合を掲げて、不動産以外の分野のノウハウや経験を取り入れることで、投資家や企業に対して質の高い不動産戦略を提供しております。
このように、現場から経営代行・資産運用までの不動産経営の様々な要件を一元管理し、総合的な不動産サービスをワンストップで提供できる企業グループです。
〇業務体制
若手からベテランまで年齢不問で採用。また未経験でも業務にキャッチアップするため技能研修センターを設けるなど充実した教育体制を配備。加えて、本社から各現場へサポートも整備しており、長く働いてもらうために労働環境の整備にも力を入れています。
資格取得も奨励しており設備管理のスペシャリストが多数在籍。経験者と未経験者が一緒に仕事に取り組むことで、ベテランから若手に業務ノウハウを引き継ぎ、将来に向けた戦略的な経営を行っています。
〇広域かつ多種多様な管理物件
全国の様々な物件の設備管理を受託しており、各エリアに一定数の受託物件があるため、居住地などを考慮した配属も実現できます。また社員が様々な物件の設備管理に携われることで仕事の幅も広がり、さまざまな知識や技術、経験を身につけることができ、キャリアアップにもつながります。
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