オフィスビル
ここではオフィスビルでの設備管理（ビルメン）の仕事内容について、一般的に言われていることも含めて当サイト運営のザイマックスグループがまとめております。他の施設と比較してどういった違いや特徴があるのか、また業務上の注意点や取得しておくとよい設備管理に関する資格についても紹介しています。
どういった設備を管理するのか
オフィスビルでは他の施設と同様に電気設備、空調設備、給排水衛生設備、消防設備、建築設備など基本的な設備を管理しつつ、利用者への対応などを行います。
最近では超高層のオフィスビルだったり、飲食店やコンビニなど商業施設と複合型といった形で物件ごとの特徴もあるため、それに合わせて設備管理者が対応する範囲も異なります。
仕事内容
オフィスビルの設備管理の仕事は、建物内にあるさまざまな設備が正常に動作するか定期的に点検したり、不具合が生じた場合には原因を追求して修繕したり、必要に応じて協力会社の方へ依頼をしてメンテナンスを行ったりと様々です。これらはオフィスビル以外の施設においても必要になる業務ですが、各施設ごとに点検の項目や頻度などが異なりますので、それぞれの仕様を確認することが大切です。
また設備によっては清掃を行ったり、巡回して動作確認をすることもあります。電気・給排水・空調といったビルの基本設備の管理が中心ですが、蛍光灯の交換や空調コントロールなど細かな作業も発生します。
特徴
オフィスビルの設備管理は、業務全体を把握しやすいという特徴があります。来客はあるものの、特定の会社の従業員が利用するのが基本で、建物の利用時間帯が把握しやすいということもあり他の施設と比べると各設備の点検や修繕の計画が立てやすいです。
ほとんどの会社は夜間に営業はしておらず、利用者も減るため、設備によっては夜間に点検、修繕作業を行うこともあります。また夜間と同様に土日や祝日など会社が休業している時にはビルの利用者が少なく、問い合わせなどが減るため、平日のシフトよりも人員を減らして設備管理を行うこともあります。
他の施設との違い
オフィスビル以外にも商業施設、物流施設、ホテルといった様々な建物にて設備管理は必要になります。オフィスビルの場合は利用者がテナント企業の関係者や出入りする協力会社にある程度絞ることができるといった点で、不特定多数の人が利用する商業施設やホテルと異なっています。
一方で、施設の用途の違いだけでなく、物件の規模や築年数により、同じオフィスビルという形態であっても、業務の内容などが異なるため、物件ごとの違いも多いと言えます。
オフィスビルの形態は変化しつつあり、商業施設と複合型のビルも増加しているため、以前より区別がしにくくなっています。今後はオフィスや商業施設も含めたビルの設備管理という大きな括りで考えておくことも重要です。
オフィスビルで気をつけたい点や必要な資格
一般的にビルメンテナンスの三種の神器と言われている資格として、第三種電気主任技術者、建築物衛生管理技術者（ビル管）、エネルギー管理士があります。この他に注目される資格として危険物取扱責任者乙種4類やボイラー技士があります。
オフィスビルの設備管理で、押さえておきたいのは他の施設同様にビルメンテナンス3種の神器と言われる資格は実務に活きてくる面が多々あるので目指すべき資格と言えるでしょう。
