公開日:
一口に老人ホームといっても、サ高住(サービス付き高齢者向け住居)、特養(特別養護老人ホーム)、老健(介護老人保健施設)、グループホーム、いわゆる有料老人ホーム(介護付き等)などいろいろな施設を意味する場合がありますが、ここでは介護付き有料老人ホームを想定して、設備管理の仕事について述べていきます。老人ホームには様々な設備機器 が設置されており、安全に作動させるために定期的な管理が必要です。老人ホームにおける設備管理の仕事とは具体的にどのような内容なのでしょうか。この記事では、老人ホームにおける設備管理の仕事の内容や必要なスキル、求められる資格、老人ホームにおける設備管理の仕事の給料、向いている人の特徴などをお伝えします。
老人ホームには、多くの高齢者が入居して日々生活を送っています。また様々な業者の出入りがあり、設備機器も数多く設置してあるため、入居者の安全を最大限に考慮しながら業務を行うことが重要です。
老人ホームならではの設備管理の業務とは、具体的にどのような内容なのでしょうか。
ここでは、老人ホームにおける設備管理の仕事について解説していきます。
老人ホーム内に設置されている設備全般の動作確認や保守、修理を行います。具体的には、エアコンの修理手配やドレイン排水つまりの除去作業、貯水槽の水質管理、給湯システムや浴槽ろ過装置の点検、電球やコンセントなどの交換、空調機フィルターの清掃などがあげられます。入居している方やそこで働いている職員が安心して生活できるよう、丁寧な管理とメンテナンスが求められます。
設備の不具合や修理などを業者に依頼する場合、設備の種類ごとに専門業者と交渉を行います。老人ホームには様々な種類の設備機器が設置されているため、設備管理を行う方には、幅広い知識を持ち、的確かつ柔軟に対応することが求められるでしょう。
老人ホーム特有の仕事として、施設内の雑務的な仕事も行う必要があります。具体的には、車椅子や手摺の修理、入居者の車での送迎、廃棄物の殺菌処理などです。老人ホームによっては専門の業者と契約している場合もあるので、しっかり役割分担することも重要です。
その他入居者や出入り業者とのコミュニケーションも老人ホームの重要な業務と言えるでしょう。入居者には様々な性格の方がいます。中には人と会話することが苦手な方もいることでしょう。彼らに合わせた丁寧かつ円滑なコミュニケーションが求められます。
老人ホームの設備管理に必要なスキルや資格には、どのようなものがあるのでしょうか。それぞれ具体的に紹介していきます。
老人ホームの設備管理の仕事に就くために必須の資格は特にありません。しかし、保有しておけば採用の際に有利に働く資格がいくつかあるので紹介しておきます。
第二種電気工事士の資格を保有しておけば、500kW未満の電気工作物や自家用工作物の工事が可能です。具体的には、住宅や小規模施設の電気設備の工事が行えます。
二級ボイラー技士の資格を保有しておけば、伝熱面積が25㎡未満までのボイラーを取り扱うことができます。
老人ホームの設備管理に必要なスキルは設備管理に関する知識や経験はもちろんですが、コミュニケーション能力も重要です。老人ホームの入居者は、高齢者が多いため視覚、聴覚、認知能力が弱い場合があります。そういう方々と接する機会もあることから、通常のコミュニケーションとは少し異なったスキルが必要になるかもしれませんが、誰とでも柔軟に対応できる対人スキルは重宝されるはずです。
設備管理者は普段から設備管理状況を老人ホームの施設責任者へ報告する必要がありますが、業務改善のために気付いた点を提案することも重要です。様々な設備に関する幅広い知識や好奇心があれば、業務に役立てることができることでしょう。
老人ホームの設備管理の給料は施設によって差がありますが、おおよそ17〜30万円前後が相場と言えるでしょう。
株式会社ザイマックス
東京都港区虎ノ門2丁目10番1号
〇設立(沿革)
*会社の経営陣が、外部機関等からの金融支援を受けるなどにより、自ら自社の株式や一事業部門を買収し、会社から独立する手法。
〇事業展開
設備管理を含む不動産マネジメントを基盤事業に据え、現在全国で約1000棟 の管理実績を持ち、近年も事業規模を拡大し成長し続けています。
マネジメントの対象となる不動産は、オフィスビル、商業施設、ホテル、物流施設など多岐にわたっています。
また、「不動産」と「金融」の融合を掲げて、不動産以外の分野のノウハウや経験を取り入れることで、投資家や企業に対して質の高い不動産戦略を提供しております。
このように、現場から経営代行・資産運用までの不動産経営の様々な要件を一元管理し、総合的な不動産サービスをワンストップで提供できる企業グループです。
〇業務体制
若手からベテランまで年齢不問で採用。また未経験でも業務にキャッチアップするため技能研修センターを設けるなど充実した教育体制を配備。加えて、本社から各現場へサポートも整備しており、長く働いてもらうために労働環境の整備にも力を入れています。
資格取得も奨励しており設備管理のスペシャリストが多数在籍。経験者と未経験者が一緒に仕事に取り組むことで、ベテランから若手に業務ノウハウを引き継ぎ、将来に向けた戦略的な経営を行っています。
〇広域かつ多種多様な管理物件
全国の様々な物件の設備管理を受託しており、各エリアに一定数の受託物件があるため、居住地などを考慮した配属も実現できます。また社員が様々な物件の設備管理に携われることで仕事の幅も広がり、さまざまな知識や技術、経験を身につけることができ、キャリアアップにもつながります。
>管理物件の実績を詳しく調べたい方はこちらから>>関連ページ