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建物やビルの中には、パッケージ型エアコンやエアハンドリングユニットなど施設内の空気環境を整える空調設備が備えられています。多くの人が行き交う施設だからこそ、これらの空調設備を適切に運営・管理する必要があります。
今回の記事では、設備管理における空調設備に関する業務の中身や関連資格、資格を保有する利点などを網羅的に解説します。
設備管理における空調設備に関する具体的な業務は、以下の通りです。
以下、それぞれの業務内容を個別に解説していきます。
施設やビルの空調機が故障や緊急で停止すると夏場は室温が上がりサウナのような状態になり、冬場は適正な室温を下回り、施設内で働く方や顧客に大きな迷惑がかかり、最悪の場合、損失を与えてしまいます。
そのため常に施設内の空調設備が適切に作動するか点検を行い、故障を未然に防ぐ必要があるのです。
具体的には、空調ファンやベルト、モーターなどが正常に作動しているか定期的に点検し、点検シートや報告書に点検内容を記載します。
もし空調に何らかの不具合が発生した場合、適切な対処をする必要があります。消耗品の交換など軽微な作業は自らが行いますが、自分では対処できない不具合やトラブルの場合は、状況を詳細に把握したうえで、適切かつ迅速に専門業者に対応を依頼する必要があるでしょう。
空調が故障して正常に作動していない場合で、現場対応では復旧しない時は、空調の修理を請け負う専門の業者に委託します。一般的に施設内の空調設備の熱源と呼ばれる部分や熱交換部分などの管理は専門業者が行い、修理についてもその業者に依頼する必要がありますが、その際空調の状況を正確に伝えることが重要になります。
空調の設備管理の業務に関連する資格は、以下のものがあげられます。
第二種電気工事士の資格があれば、小規模な施設内の空調設備に関する電気工事を行い、作動させることができます。
冷凍機は、居室などを冷却するための冷たい空気を作り出す際の熱源となる装置です。冷凍機で生成された(冷)熱は空調機へ送られ熱交換を行います。冷凍機械のメンテナンスには、冷凍機械責任者が必要になる場合があります。
ボイラーは、施設内の温度を上げるための暖かい空気を作り出す際の熱源となる装置です。ボイラーで生成された熱は空調機へ送られ熱交換を行います。熱源設備であるボイラーの操作点検を行う際には、ボイラー技士が必要になる場合があります。
空調の設備管理の業務において、先述した資格があると有利な理由として以下のものがあげられます。
電気工事士や冷凍機械責任者、ボイラー技士などの資格を取得することで、様々な空調設備に対して適切に対処できるようになります。正しく点検や整備を行うことができれば、トラブルを未然に防ぐことができます。
空調設備は、さまざまな施設において重要な設備の1つです。したがって、空調設備業務に関連する資格を保有することで、管理者として採用されやすい傾向があります。異業種から転職する場合であっても、資格を有していると一定の知識があると判断され採用に有利に働くことでしょう。
通常、多くの管理会社では資格手当が用意されています。その場合、空調に関する資格を保有していれば、給与とは別に資格手当分の収入を手にすることができます可能性があります。
株式会社ザイマックス
東京都港区虎ノ門2丁目10番1号
〇設立(沿革)
*会社の経営陣が、外部機関等からの金融支援を受けるなどにより、自ら自社の株式や一事業部門を買収し、会社から独立する手法。
〇事業展開
設備管理を含む不動産マネジメントを基盤事業に据え、現在全国で約1000棟 の管理実績を持ち、近年も事業規模を拡大し成長し続けています。
マネジメントの対象となる不動産は、オフィスビル、商業施設、ホテル、物流施設など多岐にわたっています。
また、「不動産」と「金融」の融合を掲げて、不動産以外の分野のノウハウや経験を取り入れることで、投資家や企業に対して質の高い不動産戦略を提供しております。
このように、現場から経営代行・資産運用までの不動産経営の様々な要件を一元管理し、総合的な不動産サービスをワンストップで提供できる企業グループです。
〇業務体制
若手からベテランまで年齢不問で採用。また未経験でも業務にキャッチアップするため技能研修センターを設けるなど充実した教育体制を配備。加えて、本社から各現場へサポートも整備しており、長く働いてもらうために労働環境の整備にも力を入れています。
資格取得も奨励しており設備管理のスペシャリストが多数在籍。経験者と未経験者が一緒に仕事に取り組むことで、ベテランから若手に業務ノウハウを引き継ぎ、将来に向けた戦略的な経営を行っています。
〇広域かつ多種多様な管理物件
全国の様々な物件の設備管理を受託しており、各エリアに一定数の受託物件があるため、居住地などを考慮した配属も実現できます。また社員が様々な物件の設備管理に携われることで仕事の幅も広がり、さまざまな知識や技術、経験を身につけることができ、キャリアアップにもつながります。
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