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巡回型の設備管理の仕事とは

設備管理の仕事は、常駐型と巡回型の二つに大きく分かれます。常駐型の設備管理はその言葉の通り、担当の施設内のみで勤務し、その施設内にある各種設備を集中して管理する業務です。

一方、巡回型の設備管理では、一箇所の施設にとどまらずに業務を進めることになります。具体的に巡回型の設備管理の仕事とはどのような内容なのでしょうか。この記事では、巡回型の設備管理の具体的な内容や常駐型との違いなどを詳しく解説していきます。

巡回設備管理とは

巡回設備管理とは、一つの施設だけでなく同時に複数の施設を担当し、各施設を巡回しながら設備のチェックを行う業務です。

巡回先の施設の具体例としては、多数の人が出入りすることの少ない比較的小規模な施設(オフィスビル、マンション、店舗、ホテルなど)が多いです。これらの施設は点検する設備も多くないため、一定期間ごとに稼働状況を確認していきます。

巡回先の施設は、地理的に点在していることもあるため、可能な限り効率的に巡回管理を行うことが求められます。そのため、業務は数人のチームを組んで行うのが一般的です。役割分担をきちんと行い、かつチームワークよく効率的に業務を進めていくことが大切です。

巡回設備管理の仕事内容

一般的な設備管理の仕事と異なり、巡回型設備管理は複数の施設を巡回しながら、それぞれの場所に設置されている設備を管理する必要があります。ここでは、巡回設備管理の仕事内容や一日の仕事の流れを紹介します。

巡回設備管理の仕事内容

巡回設備管理の主な仕事は、施設内に設置された電気設備や空調設備、給排水や消防、建築設備などの点検や管理、緊急の対応になりますが、点検する施設は一日で数カ所回ることから、タイムスケジュールを組んで丁寧かつスピーディーに業務を進めることが求められます。

業務ではこれらの設備が正常に稼働しているか確認し、必要であれば調整、清掃なども行います。不具合があれば故障や破損の対応を行い、緊急の場合には専門の業者や警備会社に出動要請するケースもあるでしょう。

巡回業務が終われば帰社し、業務内容をまとめて報告する作業もあります。一日の業務の振り返りを行い、課題を発見して解決していくことも大切な仕事の一つです。

一日の流れ

巡回設備管理における一日の流れ(一例)を紹介します。

  • 8:00 出社・朝礼 巡回場所と点検内容の確認
  • 8:30 管理設備の資料を用意して確認
  • 9:00 数人でチームを組み、施設内を巡回
  • 11:00 巡回結果のまとめ・報告
  • 12:00 昼休憩
  • 13:00 チームで次の巡回場所へ移動、巡回管理
  • 15:00 休憩など
  • 16:50 帰社し業務結果をまとめて報告
  • 17:15 翌日の業務の段取り確認
  • 17:30 帰宅

巡回設備管理では、数名とチームを組んで行います。初心者は先輩と同行し仕事の様子をしっかりと観察し、業務のやり方を覚えます。徐々に慣れてきたら、1人で巡回業務に当たることもあるでしょう。まずは小規模のオフィスビルなどを担当し、経験を積むことで徐々に担当件数を増やしていきます。

また、専門的な設備のメンテナンスや大掛かりな修理が必要な場合などは、協力業者の手配を行います。担当する業者に対して状況説明し、対処方法の検討、見積もりの作成依頼、折衝、工事日程の調整などを行います。

常駐型との違い

巡回型の設備管理に対し、常駐型の設備管理もあります。常駐型の設備管理とはどのような業務を行うのでしょうか。
ここでは、常駐型と巡回型との違いを紹介します。

複数の施設を巡回

常駐設備管理では、一つの施設や建物内で勤務して設備の運転監視業務や巡回点検業務を行います。

一方、巡回設備管理は一つの施設や建物での勤務ではなく、複数の施設を巡回しながら監視点検を行います。多くの場合、一日で複数の施設を巡回して施設内の設備の点検管理を行います。

チーム単位で巡回

常駐設備管理は、通常定められた人員体制で施設を管理しますので、その施設内での担当分野を決めて業務を行います。

一方で巡回設備管理は、数名でチームを組んで業務を実施します。それぞれが担当エリアもしくは担当物件を持ち、責任をもって自分の業務を行っていきます。物件は1人で担当する場合もありますが、チーム内の複数人でカバーしながら担当する場合もあります。

点検の現場が多い

巡回設備管理は、常駐設備管理と比ベて一日で点検する現場の数が多くなります。

チーム内で割り振られた担当現場をしっかりと点検し、チーム内で情報共有することも重要です。時間的な制約があることから、チームメンバーひとりひとりに、よりスピーディーかつ正確に点検するスキルが求められると同時に、チーム内でカバーし合うことも重要になります。

巡回設備管理は体力が重要

巡回設備管理業務は、オフィスビルやホテル、商業施設など、様々な施設を一日で巡回します。常駐設備管理と比べて移動距離が長く、必然的に点検する設備も多くなるでしょう。担当する施設が多ければ一日中移動することもあるため、体力維持にも気を使う業務です。

さらに巡回設備管理は時間的な制約があるため、業務の迅速さだけでなく正確さや緻密さも求められます。体力だけでなく神経も使う場面が多くなり、常駐設備管理と比べてタイムマネジメントも求められると言えるでしょう。

運営会社情報

株式会社ザイマックス

ザイマックス本社
会社情報

株式会社ザイマックス
東京都港区虎ノ門2丁目10番1号

企業情報

〇設立(沿革)

1982年8月
(株)リクルート ビル事業部創部(リクルートの自社ビル用地の確保、企画開発から建築・管理・運営までを行う)
1990年3月
(株)リクルートからビル事業部が分社し、(株)リクルートビルマネジメントを設立
2000年1月
MBO(マネジメントバイアウト)*により、(株)リクル―トから独立
2000年4月
(株)ザイマックスに商号変更

*会社の経営陣が、外部機関等からの金融支援を受けるなどにより、自ら自社の株式や一事業部門を買収し、会社から独立する手法。

〇事業展開

 設備管理を含む不動産マネジメントを基盤事業に据え、現在全国で約1000棟 の管理実績を持ち、近年も事業規模を拡大し成長し続けています
マネジメントの対象となる不動産は、オフィスビル、商業施設、ホテル、物流施設など多岐にわたっています。
また、「不動産」と「金融」の融合を掲げて、不動産以外の分野のノウハウや経験を取り入れることで、投資家や企業に対して質の高い不動産戦略を提供しております。
このように、現場から経営代行・資産運用までの不動産経営の様々な要件を一元管理し、総合的な不動産サービスをワンストップで提供できる企業グループです。

〇業務体制

 若手からベテランまで年齢不問で採用。また未経験でも業務にキャッチアップするため技能研修センターを設けるなど充実した教育体制を配備。加えて、本社から各現場へサポートも整備しており、長く働いてもらうために労働環境の整備にも力を入れています。
資格取得も奨励しており設備管理のスペシャリストが多数在籍。経験者と未経験者が一緒に仕事に取り組むことで、ベテランから若手に業務ノウハウを引き継ぎ、将来に向けた戦略的な経営を行っています。

〇広域かつ多種多様な管理物件

 全国の様々な物件の設備管理を受託しており、各エリアに一定数の受託物件があるため、居住地などを考慮した配属も実現できます。また社員が様々な物件の設備管理に携われることで仕事の幅も広がり、さまざまな知識や技術、経験を身につけることができ、キャリアアップにもつながります。

>管理物件の実績を詳しく調べたい方はこちらから>>

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